計測器の選び方と機能比較

クランプメーターの選び方と機能比較(自動車整備向けにおすすめ製品から)

このようなニーズにおすすめ 暗電流を正確に測定したい 精度やレンジは平均的でいいので、何でも測れる製品 交流(パルス)測定に強くて暗電流のチェックもしたい 大型トラックまで余裕で使えて高精度な交流測定がしたい 自動車のいろいろな要素を測定・探究したい
外観 SK-7831 SK-7661 SK-7682 SK-7716 SK-7722
型式 SK-7831 SK-7661 SK-7682 SK-7716 SK-7720 SK-7722
メーカー希望小売価格(税別) \34,800 \23,800 \27,800 オープン価格 \39,800 \45,800
タイプ 直流電流専用 直流/交流両用
平均値整流方式
直流/交流両用
真の実効値型
直流/交流両用
真の実効値型
直流/交流両用
真の実効値型
特徴 暗電流の測定に最適
微弱電流の測定が可能
小型で多用途に使用できる 高精度。600Vまで細かいレンジで測定できる。 高精度。許容電流が大きい。
操作パネルが日本語表記。
高精度。2チャンネル同時測定・表示ができて、
温度、パルスも測定できる探求型
Max1000A/250V Max1000A/650V
主な用途※1暗電流測定


オルタネータの
充電電流測定

(充電電流と発電電流を同時測定可能)
その他
バッテリー電圧、水温センサーチェック、コンデンサーチェック、導通試験、発電電圧チェック、ダイオードテスト、各種抵抗チェックバッテリー電圧、水温センサーチェック、発電電圧チェック、各種抵抗チェックバッテリー電圧、始動電流チェック、水温センサーチェック、コンデンサーチェック、導通試験、発電電圧チェック、ダイオードテスト、各種パルスチェック、温度チェック、各種抵抗チェックバッテリー電圧、始動電流チェック、水温センサーチェック、コンデンサーチェック、導通試験、発電電圧チェック、ダイオードテスト、各種抵抗チェックバッテリー電圧、始動電流チェック、水温センサーチェック、コンデンサーチェック、導通試験、発電電圧チェック、ダイオードテスト、各種抵抗チェック
機能※1レンジ切り替えマニュアル/オートオートオートオートオートオート
最大/最少値測定
偏差測定
ピークホールド

パワーオンイニシャライズ●(直流電流測定時)●(直流電流測定時)●(直流電流測定時)
オートパワーオフ

ディスプレイホールド
アナログ出力端子




防塵防滴


測定範囲直流電流5㎜A~200.0A0.0A~400.0A0.0A~400.0A0.0A~1000A0.0A~1000A
交流電流
0.0A~400.0A0.0A~400.0A0.0A~1000A0.0A~1000A
直流電圧
0.0mV~600V0.0mV~600V0.0mV~600V0.0V~250V0.00V~650.0V
交流電圧
0.000V~600V0.000V~600V0.000V~600V0.0V~250V0.00V~650.0V
抵抗
0.0Ω~40.00MΩ
0.0Ω~40.00MΩ

測定項目と
レンジ※1
直流電流
4000mA/40.00A/200.0A

40.00A/400.0A

40.00A/400.0A

400.0A/1000A

400.0A/1000A
直流電圧

400mV/4V/
40V/400V/600V

400mV/4V/
40V/400V/600V

400mV/4V/
40V/400V/600V

400V/250V

40V/650V
交流電流

40.00A/400.0A

40.00A/400.0A

400..0A/1000A

400..0A/1000A
交流電圧

4V/40V/400V/600V

4V/40V/400V/600V

4V/40V/400V/600V

400V/250V

40V/650V
抵抗

400Ω/4kΩ/40kΩ/
400kΩ/4MΩ/40MΩ

400Ω/4kΩ/40kΩ/
400kΩ/4MΩ/40MΩ

400Ω/4kΩ/40kΩ/
400kΩ/4MΩ/40MΩ

4000Ω/20kΩ
導通試験



周波数

49.99Hz/499.9Hz/4.999kHz
/49.99kHz

4.999Hz/49.99Hz/499.9Hz
/4.999kHz/49.99kHz

4.999Hz/49.99Hz/499.9Hz
4.999kHz/49.9kHz

10.0Hz~4000Hz
静電容量

50nF/500nF/5μF/50μF/100μF


50nF/500nF/5μF/50μF/100μF


ダイオードテスト



デューティー比
●電圧測定のみ
5%~95%

0.0%~99.9%

10%~90%

0.0%~99.9%
温度



▲プローブ別売
-30℃~150℃
パルス幅




1.0mS~999.9mS
付属品100-63テストリード




100-57テストリード

940ワニグチクリップ




電池
キャリングケース
オプション100-41テストリードキット

100-62テストリードセット

793コイル型コンタクトピン

940ワニグチクリップ
944テストピン


946バッテリークリップ
818-02温度プローブ




シリアルナンバー009619以降の製品のみ

シリアルナンバー009619以降の製品のみ
※1.一部の機能は別売テストリードが必要です。
用語解説
【暗電流】暗電流とはエンジン停止状態でも流れる放電電流(時計、カーナビ、イモビライザー、電子回路のバックアップなど)のことです。バッテリー上がりが頻繁に起こる場合は、暗電流過多の可能性があるため測定が必要です。
測定方法はエンジンを切ってライトなどを全てOFFにして、バッテリーのマイナスケーブルをクランプします。
車種によって異なりますが、30mA以下が正常値で、1000mA以上になると異常値です。
よって、直流でmAのレンジが測定できるクランプメータ(kaise SK-7831)が必要です。
【真の実効値型/平均値整流方式】クランプ電流計やデジタルマルチメータでは、測定波形を表示値に換算するときに「真の実効値方式」方式と「平均値整流方式」のどちらかを使用します。どちらもひずみがない正弦波では同じ値を示します。真の実効値方式では、実効値定義から実効値を求めます。このため、ひずんだ波形でもより正しい表示値が得られます。平均値整流方式では、交流信号の平均値を求めてから実効値に換算します。このため、ひずんだ波形を測定すると誤差が大きくなります。
【オルタネータの充電電流測定】オルタネーターは交流で発電し、内部で整流して直流で出力する発電機のことです。オルタネーターがトラブルを起こすとバッテリー上がりやバッテリーを傷めることがあるためチェックが必要です。
チェック方法は、エンジンを切った状態でオルタネータのB端子をクランプし、エンジンを始動させてエアコンなどをつけて最大負荷をかけた時の直流電流を読み取ります。車種によって異なりますが、30A前後で安定すれば正常で、極端に少なかったり多かったりする場合は故障です。
【オルタネータのB端子】バッテリーに直接つながっている端子
【最大/最少値測定】措定中に該当キーを押すと最大/最小値を記憶し表示。
【偏差測定】測定中に該当キーを押すと表示が0±1デジットになり、その時の測定値を基準値とした偏差測定ができる。
【デジット】表示値の桁を意味します。1ディジットは表示できる最小の値です。
【ピークホールド】一定時間内に瞬時に発生したピーク値の表示を保持する
【パワーオンイニシャライズ】電源ONで自動的にゼロ調整する機能
【オートパワーオフ】一定時間操作しないと自動的に電源を切る機能
【ディスプレイホールド】表示固定キーで表示値を固定できる機能
【アナログ出力端子】SK-7722のみに搭載。レコーダーに接続して記録したり、オシロスコープに接続して波形観測ができる
【デューティ比】周期的な電気信号などの現象において、一周期中のONの期間の割合。例としては、車速パルスやインジェクターの制御信号やISCバルブなどのセンサー出力がある。
【パルス幅】波形1周期の時間で単位はmS(1000分の1秒)。SK-7720/7722はHighレベルの幅とLowレベルの幅に分けて表示できる。

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